「何となく怠い」「やる気が出ない」「なかなか寝付けない」
この時期、そんな症状に悩まされている人は少なくないのではないでしょうか。
その症状、もしかしたら夏の疲れからくる自律神経の乱れかもしれません。
夏は室内と室外の寒暖差が激しく、自律神経を乱しやすいシーズンです。
その乱れは初秋まで続きます。秋は、その後くる厳しい冬の季節に備える時期。
この時期にしっかりと夏に蓄積された乱れを整えることは、穏やかな冬を迎えるのに必要不可欠です。
睡眠時間は、私たちの体と心のメンテナンス時間です。
繊細な構造をしている私たち人間の脳は、睡眠不足が続くと機能低下を起こします。
パソコンがオーバーワークするとエラーを起こしたりフリーズするように、私たちの脳も休む時間が必要不可欠です。
「やる気が出ない」「集中力が続かない」という症状は脳からのサイン。脳にとって唯一の休息時間である睡眠を見直すタイミングかもしれません。
また、体にとっても大切なメンテナンス時間でもあります。
睡眠時、私たちの体からは成長ホルモンが分泌され、日中受けたダメージや疲れを修復します。それがしっかり修復されないと「怠い」という症状として現れます。
快眠こそが、この時期をしっかりと乗り越えるキーワードなのです。
しっかりと睡眠が取れない原因の1つに自律神経の乱れがあります。
自律神経とは、私たちの意識とは関係なく、生物として生きていくための体の働きを調整する神経のことです。
交感神経と副交感神経が存在し、交感神経が車で言うところのアクセルの役割を、副交感神経がブレーキの役割を担っています。
ストレスが多い現代社会では、交感神経が優位になることが多く、特にこの時期は夏の室内外の温度差などで、より交感神経の働きが活発になる傾向があります。
リラックスを促す副交感神経のスイッチが入りづらくなると、質の良い睡眠が得られづらくなります。
しっかりとした睡眠の為には自律神経を整え、副交感神経のスイッチをうまく入れて上げることが大切です。
寝る前のヨガのキーワードは「背骨の調整」「前屈」「深呼吸」です。
背骨の調整は自律神経を整えるのに、前屈と深呼吸は副交感神経を優位にするのに大切です。
この3つの要素を取り入れた夜ヨガを寝る前に行うことが、日々の自律神経の乱れを予防し、また快適な睡眠へと導いてくれます。
今回は、寝る前に簡単に出来る快眠ヨガをご紹介します。
●キャット&カウ
①まずはオールフォー(四つ這い)の状態になります
②吐く息に合わせて骨盤から徐々に背中を天井方向に丸め、最後に目線をおへそに持っていきます
③吸う息に合わせて骨盤から徐々に背中にアーチを作り、胸を開いて最後に目線を少し上にします
④これを1セットとして、ゆっくりとした自分の深呼吸に合わせて5セット程行います
●バラフライポーズ
①足の裏を合わせて合せきの状態で座ります
②かかとと骨盤を少し離して快適なところを探します
③大きく息を吸って背筋を正して、吐く息で骨盤から前に倒します
④頭と首の力を抜き、ポーズをキープしながらゆっくりとした深呼吸を5回程行います
⑤キープ後ゆっくりロールアップで上体を起こしましょう
●ワニのポーズ
①仰向けで寝ます
②右の膝を立てて両手で自分の方に引き寄せます
③右手を横に広げます
④吐く息に合わせて右足を左側に倒し、目線は右手の方向に持って行きます
⑤ポーズをキープしてゆったりと深呼吸5回程行います
⑥キープが終わったら反対側も行います
「マットの上でヨガをやらなきゃ」と思うと少し億劫になってしまうものです。今回ご紹介したヨガは夜寝る前に簡単に行うことが出来ます。
ヨガで自律神経を整えて、健やかな眠りを手に入れましょう。
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【Profile】山下 恵(Megumi Yamashita)
ヨガインストラクター、タイマッサージセラピスト。大手ヨガスクールにて資格取得後、同スクールに入社しスタジオ運営やティーチャートレーニングを担当。のべ500名以上のインストラクターを輩出する。現在はフリーランスで活動中。海外生活、妊娠・出産を経てOdaka YogaとThaiVedicBodyworkの教えを中心に、より豊かな人生を送る為のヒントを多くの人にシェアすべく尽力している。
Instagram:@yamashita.megumi
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